ロコモ予防には骨盤矯正(前編)
ロコモ、どこかで聞いたことがあるかもしれませんね。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)のことをロコモと略して呼んでいます。
ロコモは身体の運動器を長く使い続けるために(社)日本整形外科学会が提唱している新しい概念なのです。
人間が立ったり・歩いたり・作業をするといった広い意味での運動のために必要なカラダの仕組み全体を運動器といい、
骨や筋肉や関節のほか脊髄や神経が連携し身体を動かす仕組みになっています。ちょっとややこしいですかね。
ふだん私たちは何気なくカラダを動かしていますが、その動きは運動器の各パーツの働きが連動して成り立っているのです。
どれか1つが悪くてもカラダはうまく動きません。そしてこれらの組織の機能不全によって立ったり歩いたりするための身体能力が低下した状態が、ロコモなのです。
あまりカラダに負荷をかけないような生活様式になってきている現代社会の国民病のようなものかもしれませんね。
ロコモの要因は、運動器の病気や能力の衰え、運動器の痛みなどさまざまです。これらの要因がつながったり合わさることでロコモになり進行すると社会参加・生活活動が制限され、将来要介護状態に至ってしまう可能性が高まります。そのため原因は何かを見極め、状態に合わせて適切に対処することが必要になってくるのです。
対処法のひとつには、運動器の力の衰えに対する筋力やバランス力の改善、痛みやシビレに対する治療などがあります。
現在骨盤や背骨の歪みからくる肩コリや腰痛、手足のシビレなどの症状を抱えているという方は将来を見据えて改善していくことが重要になってきますね。
次回後編ではロコモ予防対策としてのカイロ治療について書いていきますね!